当社代表が自身と同じ千葉工業大学の出身。自身が学生時代に在籍していた機械設計研究室の教授が社長の学生時代を知っていた縁もあり、紹介されて平成6年に入社。
技術部全体のとりまとめをしながら、自分自身も案件を担当し、設計実務に取組んでいます。
山形県の「長井ダム」
子どもの少年野球に付き添い、球拾いや応援に勤しんでいます。また趣味が釣りなので、4月から10月のシーズン中は、子どもと一緒に釣りを楽しみます。
お客様の要望を伺い、建設機械というカタチにして実現するのが私たちの仕事です。現場における無理難題を解決する、従来にない特殊な機械をつくりますので、機能面を高めながら、強度の検証を繰り返し、現場で関わる人々の安全に配慮することも重要な役割となっています。
特に当社の製品が使われるのは建築現場や土木現場ゆえに酷使される例も多く、想定外の使われ方、負荷のかかり方をしていることもあります。機械が壊れて人身事故が起きないように、強度に関しては特に注意を払い、いくつもの要素や条件を変えながら、最適解を探し出しています。
山形県の「長井ダム」に、ダムの堤体をつくる大型コンクリート運搬装置・テルハ型クレーンを納品しました。「長井ダム」は堤高125.5m、堤頂長381mという東北で有数の大規模な重力式コンクリートダム。当社が開発した土砂搬出用クレーンをダム用に改良し、日本初でダム工事に当社のテルハ型クレーンが採用されました。工事現場は冬場は極寒で雪が降り、作業ができないという非常に厳しい環境でした。納品した2002年は建設機械の自動運転機能がまだ珍しく、世間からもとても注目を集めました。2004年にはその技術のすばらしさが評価され、ダム工学会の技術開発賞を受賞しました。
積極的に若い人材を採用し、育成することが目標です。チームのメンバーを目標に向けてリードし、一人で設計ができて、難しい物件もクリアできる技術を引き継いでいきたいと考えています。
お客様のご要望の方向性を決める最初の段階から、製作するための設計図面制作、検査、現場に納めたあとの試運転まで、最初から最後まで一通り、関わることが可能です。
お客様は大手のゼネコンさんなので、「新国立競技場」や「スカイツリー」といった日本でも目玉になる物件に機械を納め、試運転して…と一般的には入る機会がない場所や時間に立ち会うことができます。アノ建物の工事に関わったのだという貴重な経験はなかなかできるものではないと自負しています。現場の状況は毎回異なりますので、これまでの設計技術をさらに発展させ、最新工法に対応できるよう、新しい技術にチャレンジすることも多々。大規模プロジェクトになるほど、責任も大きく、困難を極めますが、無事、建物が完成したときの達成感は最高です。
まじめにコツコツと日々の仕事に取り組める方が向いていると思います。一つの機械を丸ごと担当するといっても、自分一人で完成するものではないため、コミュニケーション能力の高さも必要です。
子供の頃、プラモデル作りが好きだった方、図工や技術の授業が楽しかった方、モノをつくるのが好きな人に入社してもらえれば、プラモデルとは比べようもない(笑)、巨大な機械を自分で考えて、カタチを決めて、つくりあげることができる仕事です。
機械を納品する工事のほとんどが大規模なものであり、誰もが知る建築物の現場をサポートしているという誇りをぜひ感じてほしいと思います。