職安の募集を見て、入社して17年。それまでは群馬県の業務用厨房機器のメーカーで全自動製氷機や冷蔵庫などを販売する営業職に就いていた。東京に引っ越しすることを機に心機一転、新しい業界に挑戦しようと建設機器メーカーの当社に転職。
スーパーゼネコンや準大手ゼネコンの機械部や機材部の担当者と打ち合わせをして、ニーズを抽出。お客様にとってメリットのある最善の建設機械をご提案し、受注にこぎつける営業を担当しています。
東日本大震災の復興作業「福島第一原子力発電所」
仕事と育児を両立しているのが自慢。営業職でありながら時間の融通もきき、残業もあまりありません。週末は、子どもと遊ぶ子育てパパに変身します。社長をはじめ、社員は皆、子育てに理解があるアットホームな会社です。“子育てができる営業マン”として(笑)、男性ながら育児にしっかり関わっています。
国内で次々と実施されている新都市開発、街のリニューアルプロジェクトなど、カタチに残る、魅力的で大規模なプロジェクトの現場に当社製品をつかっていただく営業を担当しています。お客様のご要望やイメージを伺い、それを機械に反映させて、現場でスムーズに動かすためにはこういう仕様が必要ですね…などという会話を重ねていきます。土地や環境の特徴により、現場ごとに使用する機械の仕様が異なるため、しっかりとヒアリングを行い、ニーズに最適な機械を提案し、無事に成約できたときの嬉しさはひとしおです。当社の強みは、他社にない技術を駆使したオンリーワンの機械の開発・設計・製作をすべて自社で行っていること。安全面の評価も高く、お客様からも安心感をもってご相談いただいています。
「福島第一原子力発電所」への納品は個人的にも記憶にかなり残っています。危険地域での作業を可能とするもの、限られたヤード内でフットワーク良く動けるものなど、特殊品の設計依頼を多くのゼネコン様からいただきました。今まで日本が手掛けたことがない、未曾有で失敗の許されない作業だったこともあり、「こんなことができないか」というお客様のニーズを満たすため、これまでに培ってきた技術やノウハウを駆使し、微力ながらも復興に貢献できたことを誇りに思います。
土木分野における電子化が急速に普及し、各作業はコンピュータでのアプリケーションシステムを用いた効率化が図られています。例えば、最近増えているトンネルのシールド工事では、画像などから三次元データ化して、コンピュータ上に位置関係を再現して構造解析し、作業の確認などに活かします。
地盤情報や地中の障害物の情報を現場でコンピューターの画面をみながら、機械の仕様を変更することも多々。そんな当社の対応力や技術力は、多くの企業様から信頼をいただいていますが、いくら技術力があっても、お客様と当社の技術部のかけはしがうまくいかなければ、それを活かすこともできません。営業担当として、営業と設計が連携し、当社の総合力をフルに発揮しながら、迅速かつ誠実にお客様に対応する役目を担っていると自負し、それがやりがいとなっています。
建設会社のCMなどで「地図に残る仕事」という言葉をよく耳にしますが、当社に入社すれば、文字通り、そんな地図に残る仕事ができます。東京の名だたるビルの工事にはほとんど当社の機械が活用されているといっても過言ではありません。工事の規模や建物のスケールが大きくなればなるほど、完成した時の感動もひとしおですし、地図にも大きく載るビル工事の真ん中に関われる、とてもやりがいがある仕事です。
建設機械の特許を申請したときに、発明者一覧に自分の名前がのったときは嬉しかったですね。通常、営業職は名前が出ないものですが、「がっつりと開発業務に関わったのだからぜひ名前をのせるべき」とお客様に言っていただきました。これまでに得た一つ一つの貴重な経験を大切にしながら、これからも仕事に精一杯取り組んでいきたいと思っています。
長く働き続けて、ロングキャリアを実現したい人。自信があるけど、謙虚な人(笑)
営業はモノづくりには直接、携わってはいませんが、営業がいなければモノづくりが始まらないですし、そこに関わっていけることに大きな醍醐味があると思います。特に当社のお取引先は一流と呼ばれるスーパーゼネコンさんです。日本のシンボルとなる大規模プロジェクト工事に自社の機械を使っていただく、そのかけはしを自分が行ったという、非常に価値のある仕事に参画できることは光栄であり、営業職のやりがいそのものだと思います。