リーマンショック後、ハローワークでパートタイム社員の募集を見て、応募し、採用される。それまでは金属のプレス加工など、3年ほど勤めては転職を繰り返していたが、当社に入社後、パートタイム社員から社員に登用されてからは、転職は全く考えなくなった。残業もなく、休みも多いので自分の時間が充実し、やりがいとゆとりをもって働くことができるようになったからだと思う。
茨城機械ヤードは、当社が扱うレンタル建設機械のバックヤード。リースした機械がここに却ってきて、千葉工場に運んで整備というローテーションになります。もともと2名で切り盛りしていましたが、2020年5月より7名体制と人員を増やし、設備も拡張。茨城でも整備改造を行うことになり、その統括管理を行っています。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会会場「国立競技場」
仕事帰りに釣りに行くほか、趣味で始めたスノボ歴は20年以上。農業を営む実家の手伝いができるのも通勤時間の短い地元で働く特権です。例えば、台風が来る前に収穫してしまいたいので…などという有休がとりやすく、時間の融通がきく社風にも助かっています。無理せず、働き続けられる環境が整っています。
茨城機械ヤードは、好調なレンタル事業の拡大に伴い、レンタル用の機械を保管する置き場所として、2003年に開設されました。2015年には、機能をより充実させるため、機械の整備も可能な倉庫棟と出荷に関する事務作業を担う事務所棟を増やし、2020年5月には整備工場も新設。作業の効率化および業容の拡大を図っています。
少数精鋭ながら、スーパーゼネコンと直接取引して、誰もが知っている施設の建設にも関わってきました。例えば、トンネルをつくるのにこんな機械があればやりやすいとか、お客さまの現場に対する個別の要望に応じた設計を行っています。特殊仕様機の設計となるため、これまでに実施したことがない技術にチャレンジすることも多いのですが、どんな困難な要望にもノーと言わないのが当社のモットー。その信頼があるからこそ、お困まりのときに一番に頼っていただけているのだと思います。
茨城機械ヤードは整備部と出荷部の2部門を少人数でおこなっているため、千葉工場のように担当分けすることなく、皆でどちらの業務も協力して行うようになっています。それゆえに建設機械の整備で鉄を切ったり、溶接したり、幅広い仕事に関わることができる環境です。やる気がある人には、多くのスキルを体得できるような教育体制も整えています。
また大型重機のレンタル・整備という振動や音が発生する業務に関してご理解・ご協力をいただいている近隣農家の方々への感謝の思いを込め、除草剤の散布などをお手伝いしています。大きな台風が上陸したときは、当社の機械はもちろん、近隣の農家さんの耕運機が倒れてしまい、当社と地域の人と協力して整備しました。地域の皆様との関わりも私たちの大切な仕事になります。
「新国立競技場」の現場にはここから多数納品しました。工事の途中経過がテレビで放送されると必ず、当社の機械が映し出されますので、日本を代表する競技場の基盤を作っていることをとても誇らしく感じます。建設の穴があわないので拡げてほしいといった現場からの急なご要望にもスピーディー、かつ確実に対応。自分が整備した機械が無事動いた瞬間は、何度経験しても大きな達成感があります。
スーパーゼネコンと長年、直接取引させてもらうなど、安定した業績を続けています。当社の建設機械の技術力が高く評価され、売上も順調です。土日はお休みですし、機械整備といっても基本的には夜勤もなく、残業手当もしっかりつき、給料もボーナスも良いと思います。
少人数ゆえにスタッフ同士の仲もよく、たまに仕事終わりに皆で飲みにいったりします。オンとオフが充実している、とてもあたたかな職場環境です。
課題となるのは人材の確保と育成です。現在、スタッフ7名のうち2名がベトナム人技能実習生で、彼らは最大5年の技能実習を終えると帰国してしまいますので、今後は日本人の若手スタッフの育成にも積極的に取り組んでいきたいですね。業務を効率化し、働く人がプロとしての仕事に注力できる環境を整えるとともに、私自身が40代半ばなので、次世代の中心となるリーダー候補をつくっていかなければと考えています。
コロナ渦の今年度も仕事が途切れずに経営も安定していて、安心して自分の適性やスキルアップに挑戦していくことができます。忙しくなれば残業や休日出勤もありますが、基本的に自分の時間を持てる環境が整っていて、オンとオフの両立・充実が可能。自分なりの満足できるライフスタイルを確立することができます。